里親
ジャガー本家の財団がやっている「車の里親制度」のこと。年40ポンドで、エリザベス女王が乗っていた一台を支援しています。
Adopt a Car という仕組み
Jaguar Daimler Heritage Trust(JDHT)は、ジャガーとその前身(デイムラーを含む)の歴史的車両や資料を保存している英国の登録チャリティです(チャリティ委員会 登録番号 286863)。ジャガー・ランドローバーが支援していて、コレクションの多くはコベントリー近郊の British Motor Museum(ゲイドン)にあります。
そのJDHTがやっているのが「Adopt a Car」——車の里親制度です。コレクションの中から特定の1台を選び、年単位の寄付で支援します。寄付金はその車両の維持・保存、つまり動態保存のための整備や保管に充てられます。
リターンは里親証明書と、車両ページへの名前の掲載。それだけです。所有権も占有権もありません。乗れるわけでも、借りられるわけでもありません。純粋な保存支援で、続けたければ年ごとに更新し、やめたければ更新しなければいいだけ。動物園の動物のスポンサー制度の、車版だと思えばいちばん近いです。
支援している一台
| 車名 | Daimler Super V8 Saloon |
|---|---|
| 年式 | 2002年 |
| 系統 | X308系(最終期) |
| 登録ナンバー | BK52 DLO |
| シャシ番号 | SAJAC25N72MF59525 |
| 外装色 | ブルー |
| 元オーナー | エリザベス2世女王 |
| 走行距離 | 約7,000マイル |
| 現在 | JDHT(ゲイドン)にて保存 |
支援しているのは、2002年式の Daimler Super V8、登録番号 BK52 DLO。X308系の最終期にあたる一台で、かつての所有者はエリザベス2世女王です。ブルーのボディに、走行はわずか約7,000マイル。女王の手を離れたあと、ジャガー・デイムラー・ヘリテージ・トラスト(JDHT)に収められ、いまもゲイドンで保存されています。
年40ポンド、日本円で8,000円ほど。それで王室ゆかりの一台の保存に関われるなら安いと思って申し込みました。X308系に乗っている人もそうでない人も、上のJDHTのページから誰でも里親になれます。対象車両のリストには他の名車も並んでいるので、眺めるだけでも面白いです。
女王の一台
女王のデイムラーは2台ある。緑は競売へ、青はゲイドンに。